今回の工事では電子ブレーカーの取付スペースが無い為、取り付けるスペースを確保するところから始めました。過去に使用していたブレーカーを撤去して、スペースを確保しました。
極力停電時間を短くする為に、できる範囲で作業を進めていきます。
非常用消火栓ポンプ(左列上から2番目のブレーカー)を別契約になるようにします。
分岐させる為のスペースの都合上、写真の様に仕上がりは不格好になってしまいました。大元の電線から、直接消火栓ポンプへ繋がる系統と、電子ブレーカーを経由する系統に分離します。非常用消火設備の契約は電力メーターを通さなくて良いこと(東京電力)になっています。
施工完了です。今回の工事は13時から準備を開始し、14時30分より停電をして電子ブレーカーの設置、及び契約分離をしました。停電時間は万一に備えて1時間30分を確保していましたが、実際は1時間弱程度で完了しました。
分離作業もなく電子ブレーカーを設置する場合には、更に短い時間での施工になることがほとんどです。
今回、電子ブレーカーを導入する事により、39kWの低圧電力契約を8kWまで下げることができました。
ただし火災時に作動する非常用消火栓ポンプを切り離して、別契約として14kWを結ぶ事としました。
現在、この契約ができるのは東京電力管内だけです。
今回、電子ブレーカーの導入をする事により、28,526円/月の削減となりました。